それでも書いた女性たち -ドイツ語圏の作家と思想家- |
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ドイツ文学といえばゲーテにトーマス・マン、ヘッセ、カフカ、グリム兄弟やエンデらの名が浮かぶ。全員男性ではないか!イギリスにはジェイン・オースティンやブロンテ姉妹、フランスにはジョルジュ・サンドがいるのに!
本書では、これまで見過ごされてきたドイツ語圏の女性作家たちを掘り起こし、それぞれの波瀾に満ちた人生を概観する。 取り上げた20人の女性作家には共通した障害があった。 『それでも書いた・・・』の「それでも」に含まれる彼女たちの苦労を追体験し、「それでも」前進した彼女たちの思いを繋げていただきたい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ゴットシェート/ドイツの劇場改革 ラ・ロッシュ/「女性読者向け小説」の始まり フィッシャー/親権は母親に ショーペンハウアー/この天才は誰なのか?という問い ファルンハーゲン/どう生きるか ギュンダーローデ/叶えたかった願い ドロステ=ヒュルスホフ/自分自身の意志 アストン/革命に捧げた人生 エーブナー=エッシェンバッハ/人間への愛 ベーラウ/女だって一人前 アンドレーアス=ザロメ/人間の心理に迫る フーフ/ある獅子の心 ラスカー=シューラー/テーベの王子 ユスフ レーヴェントロー/笑ったもん勝ち バウム/「新しい女性」 ザックス/言語化不可能性に抗う言語 コルマー/彼女自身の英雄性 ゼーガース/捨てられないもの フライサー/予期せぬ爆薬 カレコ/スカイグレーの人生 |
著者・訳者 | カタリーナ・ヘルマン 著 木田綾子 / 野村優子 / 児玉麻美 訳 |
ISBN | 978-4-8102-0346-2 |
判型 | 四六判 360頁 |
定価 | 定価2,420円(本体2,200円+税) |
発行日 | 2025年5月 |
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