3.11 福島

Freitag,11.März 2011 Fukushima

Beate Wonde / 石井寿子 共編
 2011年3月11日、東日本大震災が日本を襲い、第一報が伝わるとドイツの人々は日本へ救援隊と救援物資を送ろうと即座に動き出した。しかし、福島第一原子力発電所が被災したことがわかると、ドイツ政府はすみやかに日本から離れるよう帰国勧告を出し、救援隊は被災地に入ることなく引き返した。予定されていた日独友好150周年の催し物も中止された。しかし日本を心配するドイツ人の気持ちに変わりはない。

 ベルリン・フンボルト大学日本学科付属森鴎外記念館の副館長をつとめる著者の目から、ドイツ人が東日本大震災をどう受け止めなぜあのような反応を示し、どれほど日本の被災地を心配しているかを、本書を通じて知っていただきたい、という主旨で書かれたテキスト。

各課に注を付け、練習問題(Übung1〜5)を配した。
初級から中級向け。

別売CDあり

(新正書法対応)
  • B5判
  • 48頁
  • ISBN 978-4-8102-0695-1
  • 定価 1,760円(本体1,600円+税)
  • 2012年4月 刊行

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